
チャンクで英語をモノにする(2)
☆チャンクでReading力アップ!
人が1度に記憶できるのはせいぜい4~5wordsと言われています。
「なら、私が長文を読んだり聞いたりして理解できるはずがない」
などとあきらめる必要はありません!
どんなにワード数が多く複雑な英文でも、チャンク(意味のある数語のかたまり)ごとにまとめていけば、実は4~6つぐらいに収まってしまうのです。
だって英文は、たった5つのパターンしかないのですから!
「第〇文型とか、SVOCとかそういうやつですよね。…先生、私、文法は苦手で…」
いえいえ、文法が苦手な人ほどチャンクです!
文型(文法)に詳しくなくても、主語→述語動詞→目的語の順番に来る、となんとなくわかっていればOKです。
速読には、返り読みせず、英語の語順通り頭から理解することが重要です。
英語の文の構造(syntax)に慣れてくれば、頭から語順通りに理解できるようになりますし、
身に付いているチャンクが増えてきたら、複数の語でも一瞥で次の語に移ることできるので速読できるようになります。
例えば、
主語はIとかTheyなど1語の場合もありますが
An increasing number of people のように数語からなる場合もあります。
ですが、これがチャンクとして身に付いていれば1語も同じ!
一瞬で意味をとって次へ進むことができます。
動詞や目的語も同じです。
An increasing number of people are buying what they need online.
11語からなるこの文も、チャンクでまとめれば
〔An increasing number of people〕〔are buying〕 〔what they need〕 〔online〕.
11語でなく4つのチャンクになり、4回「英→日」をすればよいことになり時短できます。
ますます多くの人たちが/買っています/欲しいものを/ネットで。
チャンクが身に付いていれば「英→日」変換しなくても意味がとれるので、11語の文でも目を4回移動させるだけで済みます。
文の構造に慣れていないうちは、上のように、意味の区切りごとにカッコでくくったりスラッシュをいれてチャンクを作りながら読む練習をするとよいでしょう。これを繰り返すことで、syntaxが身に付いてきます。
5つの文型についておさらいしておきましょう。
動詞によって、どのかたちをとるのかが決まっています。
第1文型 主語+動詞
第2文型 主語+動詞+補語
第3文型 主語+動詞+目的語
第4文型 主語+動詞+間接目的語+直接目的語
第5文型 主語+動詞+目的語+補語
主語や目的語の名詞チャンクの前後にそれを修飾する形容詞チャンク(関係代名詞節や不定詞、分詞句、前置詞句など)、
文の頭や最後に動詞や文全体を修飾する副詞チャンク(不定詞、前置詞句など)が付いて長くなっていたりしますが、基本的には5つのどれかになるのです。
ですが、「この動詞の時はこの順番でくる」となんとなく感覚で分かっていれば大丈夫。
チャンクと語順(syntax)が身に付けば、長文読解も速読力アップも可能です!
次回はリスニング編。
by Coolmint
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