チャンクで英語をモノにする(3)
☆チャンクでListening力アップ!
「先生、チャンクって、なんか、動詞っぽいものとか、前置詞がきたら、その前で一区切り、みたいな感じでいいんですよね!」
「文法はあまり得意じゃないけど、チャンクを丸で囲んだり、スラッシュ入れたり、チャンク同士の関係を矢印でつないだりしながら読む練習をしたら、複雑な文章も意味がわかるようになってきました。」
それは良かったです。ここまでくれば、大丈夫!あとは、返り読みしないで頭から意味をとっていきましょう。
次に、一々頭の中で和訳しないで、英語のまま理解するようになれば、読むスピードが格段にあがりますし、実は、リスニング力アップにもつながるんです。
「えっ?チャンクリーディングや速読がリスニング力アップにつながるんですか?」
聞こえてくる英語は、待ってくれません。ましてや「返り聞き」もできません。
聞こえてくる順番通りに、意味を日本語に置き換えずにすぐに理解する必要があります。
そうです、速読のコツと同じなのです。
また、英語は一語一語ポツポツと発音されるわけではありません。
意味のある数語のまとまり(チャンク)ごとに一息に発語されるので、音がつながったり聞こえない音ができ、聴き取りが難しいのです。
ですが、身に付いているチャンクなら、一部が聞こえない音があっても、意味を類推することができます。
普段から、チャンクを一語のように一息で声に出して言う練習をしましょう。
つながる音、消える音、強弱を意識して音読やリピーティング、シャドーイングすると、その音が聞こえるようになります。
例えば、
(1)で挙げたチャンクの一例
put an end to = ~を終わらせる (動詞チャンク)
これをお腹から声を出して一息で言ってみましょう。
「putanendto、putanendto… 先生、 プタネンドゥ に聞こえます」
それで良いのです。
これを4wordsの「プット/アン/エンド/トゥ」と覚えていると聞きとれないでしょう。
そうは決して発音されませんから。
「プタネンドゥ =~を終わらせる」と覚えればよいのです。
何かのCMにもあるように、聞こえないんじゃなくて、言ってないのですから。
「先生、面白いです。覚えておくと便利なチャンクをぜひ教えてください!」
こんなチャンクはいかがでしょう?
国連安全保障理事会常任理事国=
・permanent member of The United Nations Security Council
英語も日本語もとても長いこの言葉ですが、 perma…と聞こえてきたら、後の7wordsを待たなくても「国連安保理常任理事国」とすぐに浮かぶようになって、時間的にもエネルギー的にもお得です。
「先生、チャンクが便利だって、わかってきました。
商品だって、まとめ買いするとお得ですものね!」
。。。さらなるお得情報はまた次回!
by Coolmint
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